OCR– tax –

OCR(光学文字認識、Optical Character Recognition)とは、紙の書類・帳票・画像に含まれる文字をデジタルテキストデータとして自動認識・抽出する技術です。従来はテンプレートマッチングによる活字読取が主流でしたが、深層学習を基盤とするAI-OCRの登場により、手書き文字、非定型帳票、複雑なレイアウト、多言語文書にも高い認識精度を発揮するようになりました。

請求書・領収書の自動読取と会計システムへの連携、契約書・申請書類のデータ化、製造現場での検査記録のデジタル化、医療機関での紹介状・処方箋の電子化など、紙帳票が残る業務プロセスのデジタル化において中核的な役割を果たしています。RPAやワークフローシステムと組み合わせ、読取からデータ入力・照合・承認まで一連の業務を自動化するケースも増えています。

日本では2010年代後半からAI-OCRの商用化が進み、DX Suite、スマートOCR、Tegaki、AnyForm OCRといったプロダクトが法人市場に広く普及しました。近年はLLMを組み込んだ次世代OCRが登場し、抽出した情報の文脈理解や意味単位での構造化まで一貫して行えるようになっています。

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