社外CAIOとして伴走する、株式会社ハイパーメディアマーケティング 菅野弘達氏にインタビュー

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生成AIを導入したものの、試しに使っただけで終わっている。あるいは一部の社員しか使っていない。株式会社ハイパーメディアマーケティングの菅野弘達氏は、中小企業のAI活用が止まる原因をツールではなく、経営者の理解と組織への定着におきます。研修で終わらせず、社外のAI責任者であるCAIO(Chief AI Officer)という立場で継続的に関与することを支援の軸にしています。

同社が提供する生成AI導入支援と伴走支援について、代表取締役の菅野弘達氏に話を聞きました。

菅野弘達氏 プロフィール

株式会社ハイパーメディアマーケティング 代表取締役。多摩大学大学院経営情報学研究科の修士課程を修了(MBA)、社会情報大学院大学の実務家教員養成課程を修了。メガバンクのシステム会社でプログラマ、システムエンジニアを務めたのち、孫正義氏が創設した日本パソコンソフトウェア協会を前身とする、社団法人日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会に移り、パソコン業界の団体業務に携わる。2012年10月に株式会社ソーシャルメディアマーケティングを設立し、2023年12月に現社名へ変更した。流通経済大学の客員講師、千葉県および茨城県商工会連合会のエキスパートバンク登録専門家、日本ダイレクトマーケティング学会会員。生成AIプロンプトエンジニア認定者で、東京大学AI経営寄付講座 AI Business Insights 2026を修了している。

目次

事業の全体像と課題認識

貴社の事業概要を教えてください。

生成AIのビジネス活用支援を3つの柱で行っています。1つめが導入支援で、企業ごとの業務内容を分析し、導入計画の策定から業務への組み込みまでを支援します。2つめが活用の伴走支援です。AIを導入して終わりにせず、社外のAI責任者であるCAIO(Chief AI Officer)という立場で、継続的に改善提案と運用支援を行います。3つめが教育と人材育成で、社員研修、新入社員研修、経営者向けセミナーを提供しています。社員研修については、所定の条件を満たす場合、人材開発支援助成金を活用することで、訓練経費の最大75%が助成される場合があります。

AI導入で企業が直面している課題をどう見ていますか。

中小企業で生成AIへの関心は急速に高まっていますが、実際には試しに使っただけ、一部の社員しか使っていないという企業が少なくありません。最大の課題はAIツールそのものではなく、経営者の理解不足と、組織全体への定着不足だと考えています。さらに2026年以降は、AIチャットの活用からAIエージェントの活用へと進んでいます。経営者のAIリテラシー向上、AIを前提とした業務改革、AIエージェント時代への組織づくりまで含めて支援する必要があると考えています。

印象に残っているのは、税務、労務、法務をワンストップで支援する総合ビジネス支援グループへのご提案です。同グループの経営トップは、生成AIの普及によって専門業務も大きな変革を迎えるという危機感を持たれていました。そこで、AIに仕事を奪われるという受け身の発想ではなく、AIを活用して顧客企業の価値をさらに高める専門家へ進化するという考え方を提案しました。まず税理士、社会保険労務士、行政書士といった専門家自身が生成AIを業務で使いこなせるよう教育を行い、次の段階として、顧客企業のAI活用を支援するAI活用プランナーの役割を担っていただく構想です。この考え方に共感いただき、人材育成と事業変革への取り組みが進んでいます。

対象企業と提供の流れ

どのような企業が対象ですか。

主な対象は従業員20名から300名程度の中小企業です。業種は製造業、建設業、サービス業、小売業、卸売業、士業、医療と介護など幅広く対応しています。AI導入をどこから始めればよいか分からない、社員にAIを定着させたい、AIを経営改革に活かしたいという企業に向いています。

一方で、AIを単なる流行として試したいという企業や、経営者自身がAI活用に関心を持っていない企業には十分な成果が出にくいため、おすすめしていません。

問い合わせから提供開始までの流れを教えてください。

まず問い合わせをいただいた段階で、導入支援、伴走支援、教育と社員研修のいずれが適しているかを確認します。次に1時間程度の初回ヒアリングを行います。事前にヒアリングシートをお送りし、回答内容をもとに現状と課題、目指すゴールを整理します。初回は対面をお願いしていますが、遠方の場合はオンラインでも対応します。

その後、2営業日から3営業日で提案書と見積書を提示し、1週間程度ご検討いただきます。契約後は担当責任者と受講者の体制を決めていただき、キックオフミーティングで実施内容、進め方、役割分担を双方で確認してから開始します。導入支援と伴走支援はいずれも標準期間が6か月です。研修は1日、3日間、5日間など、目的と対象者に応じて組み立てます。

料金体系

公開できる範囲で料金を教えてください。

メニュー 料金(税別)
生成AIビジネス導入支援(標準6か月) 50万円から150万円
生成AI活用伴走支援・社外CAIO(最低契約6か月) 月額10万円から30万円
経営者向けAI活用セミナー(90分から180分) 15万円から30万円/回
新入社員向け生成AI活用研修(2日間) 30万円/社
一般社員向け生成AI活用研修 半日20万円から、1日35万円から、2日間60万円から
管理職・リーダー向けAI活用研修(2日間) 40万円から

導入支援は企業規模、対象部門、導入範囲に応じた個別見積りです。伴走支援には月2回程度のミーティング、AI活用相談、新しいAIツールの情報提供、社内推進支援、AIエージェント導入相談、プロンプトレビューが含まれます。オーダーメイドの企業研修は内容、人数、期間に応じて個別に見積ります。

導入を検討している企業へ

AI導入を検討中の企業担当者に向けてメッセージをお願いします。

生成AIの導入を考え始めたら、まずはAIで何をしたいかではなく、現在どのような課題を抱えているのか、将来どのような会社を目指したいのかを整理することが大切です。AIは目的ではなく、課題を解決して企業の成長を実現するための手段です。最新のAIツールを導入することよりも、自社に合った活用方法を見つけることが成功への近道になります。

技術そのものが企業を変えるのではなく、新しい技術を学び、挑戦し、活用する人と組織が企業を成長させると考えています。AIツールの使い方を教えるだけでなく、AIを経営にどう活かすか、AI時代に選ばれる企業になるにはどうすればよいかを、経営者の皆様と一緒に考えて実践していきたいと思っています。

株式会社ハイパーメディアマーケティングの企業概要

項目 内容
会社名 株式会社ハイパーメディアマーケティング
代表者 菅野 弘達
所在地 東京都千代田区六番町6番4号 LH番町スクエア5階
設立 2012年10月10日
資本金 100万円
事業内容 生成AI、動画、SNSを活用した集客・販促・採用のコンサルティング、IT関連の教育、講演会・研修会・セミナーの実施
公式サイト https://www.hypermedia-marketing.com/
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発行:一般社団法人日本AI導入支援協会(J-AIX)

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AI JOURNAL編集部は、一般社団法人日本AI導入支援協会が運営する、AI活用に挑戦するビジネスパーソンを応援するメディアチームです。編集部の運営体制・編集方針はこちら

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