介護と福祉の事業所の現場で扱う資料を題材に、生成AIで文書を作り、データを整理する3時間の研修です。講師が決まった題材を順に進めるので、生成AIをほとんど使ったことがない介護職員やケアマネジャーの方でも受けられます。
AIに入力してよい情報の整理(講義・演習)
模擬の走り書きを見ながら、利用者の名前、病歴、ご家族の状況のうち伏せる情報を決めます。名前をA様に置き換える、病名と服薬の記述を消す、置き換えた内容を見直してから渡す、の順に手を動かします。相手、目的、出力の形を伝えた指示と、ひと言だけの指示で、ご家族への連絡文の下書きがどう変わるかを比べます。
AIの機能を試す(ハンズオン)
走り書きのメモを読ませて時刻の順に並べ直させる、ヒヤリハット報告の表を読ませて件数を数えさせる、できた文をご家族に向けたやわらかい言い回しに直させる、の順に機能を1つずつ試します。
【演習1】走り書きからケース記録を清書する(ハンズオン)
架空の利用者A様の1日のメモ5件を、単語の羅列に近い走り書きのまま渡します。時刻、様子、行った支援、気づいた点に分けて記録の文に整えさせ、メモにないことは書かせず、分からない点は確認が必要と書かせます。整えた文が元の走り書きと合うか、体温や食事量のようなメモにない数字が足されていないかを確かめます。
【演習2】ヒヤリハット報告を集計し、委員会の資料を作る(ハンズオン)
架空のヒヤリハット報告60行に、日付、時間帯、場所、種類、内容の短文を入れた表を渡します。不ぞろいな種類の書き方をそろえ、時間帯別、場所別、種類別に集計して、件数が多い組み合わせと委員会で話し合う論点の候補を出させます。件数の合計が60件になるかを確かめ、時間帯を1つ選んで数え直します。
【演習3】事業所だよりを作る(ハンズオン)
架空のデイサービスの来月の行事予定表1枚、今月の行事の様子を書いた200字ほどのメモ、過去の事業所だよりの見本1ページを渡します。見本の体裁に合わせて、今月の様子、来月の予定、持ち物のお願いを入れたおたよりをA4で1枚作ります。日付と行事の名前が予定表と合うか、メモにない出来事が書かれていないかを確かめます。
AIエージェントに任せる実演(デモ)
講師が、利用者10名分の1週間の走り書きが入ったフォルダをAIエージェントに渡し、名前を伏せたままケース記録の文にまとめて整えさせます。1件ずつ頼む使い方との違いと、記録として残す前に書いた職員が確かめる手順を見ます。

